2014年1月21日火曜日

息子のGoogleアカウントがロックされた

事の起こり


かつてこんなCMを観た。

GoogleのCMで子どものアカウントを作って、そのアカウントに対して子どもの写真とメッセージを添えてメール送り、成長記録を作っていくというなんだか心温まるストーリーのものだ。

素晴らしい。実に良いアイデアだ。CMとしても良い。そう感じたわたしは、さっそく息子のアカウントを作成したのだった。
結局、ものぐさなわたしは、このCMのような成長記録としての使い方はしなかったが、息子のスケジュール管理用として大いに役立っていた。

さてこのたび、息子のピアノ演奏会の様子を遠方に住むわたしの父母に観せるべく、息子のアカウントのYoutubeにアップロードすることにした。
最初はオンラインストレージを使用したファイル共有の方法をとったのだが、実家のPCはWindows7で、コーデックが入っていないようで再生できなかった。PCに詳しくない父母にコーデックを入れろ、とかこのソフトウェアをインストールしろ、といっても余計な手間がかかるだけだ。
そこで、ブラウザさえあれば視聴できるこの方法をとることにしたのだった。
図らずも息子の成長記録に最初の1ページが記録されることになったのだ。


ところが


息子のアカウントでログインしYoutubeからアップロードしようとしたら、年齢を入力を求められたので何も考えずに息子(5歳)の生年月日を入力した。
これがまずかった。
年齢制限によってアカウントがロックされてしまったのだ。
しかも年齢認証を行わない場合、30日以内にアカウントを削除するというのだから、さらに驚いた。

息子のアカウント、ロックされるの図



あのCMは一体なんだったのか。

アカウントがロックされると、YoutubeどころかすべてのGoogleサービスが使用できなくなる。
Youtubeはまあ良いとしよう。使えなくても別に困らない。自分のアカウントを使えばいい。
しかし、Googleカレンダーはまずい。
子どもの幼稚園の行事や習い事などがすべて載っている。
Googleカレンダーと結び付けられているカレンダーアプリを確認してみると、開いた瞬間に息子の予定が片っ端から消えていった。


ロック解除


ネットで調べてみると、ちょっと入力をまちがっちゃったので訂正しまーす、程度では済まないことがわかった。
アカウントロックを解除するためには、(1)年齢を証明する公的書類をオンラインかファックス、メールで送るか、(2)クレジットカードで本人確認(0.3USDかかる!)するしかない。
(1)の方法では確認がとれるまで数日から数週間かかるとあり、(2)の方法だと数分以内にロックが解除されるとのことで、どう考えても選択肢は(2)である。

アカウントロック解除の選択肢


指示に従ってクレジットカード情報を入力し解除手続きを完了すると、数分どころではなくただちにロックが解除され、かくして息子のスケジュールは守られた。
しかしYoutubeのアップロードはなんだかよくわからないがいまだに許可されておらず、結局、わたしのアカウントで動画をアップロードした。

おわりに

ほんと、あのCMはなんだったんだ・・・。

2014年1月15日水曜日

中国アマゾンから電子書籍を購入するには

Kindle Paperwhiteの購入をきっかけに、久しぶりに中国語の本を読みたくなった。
調べてみると、中国アマゾン(amazon.cn)でKindle版の電子書籍を扱っていたので、これを利用してみることに。
 
結論からいうと中国アマゾンから電子書籍を購入することができた。
これで、日本では手に入りにくい中国語の本を読むことができる。
 
中国アマゾンのアカウントが必要なので、まずPCなどから中国アマゾンのウェブサイトへ行き、中国アマゾンのアカウントを作成する。 アカウントの登録は日本アマゾンと同じなので、中国語がわからなくても照らし合わせながら登録作業を完了できるはず。
 
(右上のメニューから「立即登陆」を選択)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アカウントが作成できても、そのままでは中国アマゾンのKindle書籍を購入どころかサンプルのダウンロードもできない。 中国大陸、香港、アモイ、台湾、アメリカ、カナダ、タイ以外の国からは中国アマゾンのKindle書籍を購入できないようになっているからだ。
 
アカウント作成直後は居住地の設定がされていないため、IPアドレスから判断されて、「あなたは購入できません」と言われる。
そこでまず、居住地を中国国内に設定する。
「我的账户」から「管理我的Kindle」とたどると、左側のメニューに「国家/地区设置」という項目があるので、それをクリックする。
 
 
 
新しく表示されるページには、居住地の設定情報が表示される。この時点では居住地が登録されていないが、「更改」をクリックすると居住地情報入力のウィンドウが開くので、必要事項を記入する。
 
 
 
しかし、居住地情報といってもそもそも中国の住所などない。
よって、 ここでは適当に入力することにする。
ここからはみんな大好き「自己責任」の世界である。
 
姓名(名前):好きなユーザ名を入力。
地区:ドロップダウンメニューから適当に選択。
街道地址(住所):「shanghai」などと適当に入力。 邮政编码(郵便番号):「0000000」などと適当に入力。
联系电话(電話番号):「0000000」などと適当に入力。
最後に「更新」ボタンを押すと、なんとこれで居住地設定が完了。
Kindle書籍を購入できるようになる。
 
もちろん、これでは何かあった場合にはなんのサポートも得られないだろうが、そこは仕方がない。 何せそもそも日本で中国書籍を手に入れることは絶望的だし、中国の書籍の値段がそもそも安いので、対したことではない。
 
最後に、Kindleに中国アマゾンのアカウントを設定する。
すでに日本アマゾンなどのアカウントが設定されている場合は、アカウントを解除してから設定しなおす。
あとは中国アマゾンの「Kindle商店」で書籍を検索し、購入するなりサンプルをダウンロード(「发送样章」ボタンをクリック)すればよい。
 
 
 
読むのはもっぱら中国語書籍という人はKindleに中国アマゾンのアカウントを設定したままにしておけばいいだろうが、たまに読む程度であれば、中国語書籍購入時だけ中国アマゾンのアカウントに切り替えるといい。
 
アカウントを切り替えても、どこのアマゾンのアカウント購入したものであろうと、これまでダウンロードした書籍すべてが表示される。
日本アマゾンのアカウントに切り替えたら日本アマゾンで購入した書籍しか表示されない、ということはない。
手間だろうが、自分が読みたい本が手に入るのだからたいしたことはない。 以上が中国アマゾンでKindle書籍を購入するための手順。
 
ちなみに、わたしのお目当ての「输赢」という小説のKindle価格は、上の画像でもわかるとおり、たったの3.99元。
 
すばらしい!

2014年1月12日日曜日

Kindle Paperwhite(2013年発売)を使ってみて

思ったよりも軽い。
というのが第一印象。
重量にしても動作にしても。

ページ切り替え速度がほとんど唯一の心配どころだったが描画速度は十分に速く、使っていてストレスは感じない。

読みやすさも評判通りで、液晶ディスプレイよりもはるかに読みやすく目の負担も少なく感じる。
見た目の質感としてはトレーシングペーパーに字を印刷した感じに近い。

操作も、スマートフォンやタブレットのように指に追従してくるわけではないものの、スワイプ、ピンチイン・アウトを使うことができ、十分に直観的だ。

・書籍の保管場所に困らない
・書籍を何冊でも持ち歩け、気分に応じていつでも好きなものを読める
・洋書が豊富(品揃えはamazon.comとほぼ変わらない)
・書店で買うよりもいくらか安い

などにメリットを感じるのであれば、買って損のないデバイスと思う。