2012年7月20日金曜日

Windows Phoneの音声認識機能を使うには。

マイクロソフトのWindows Phone公式ページ(日本語)に紹介されているように、Windows Phoneには音声認識機能が搭載されています。

この機能を使えば、Windows Phoneに話しかけることで相手に電話をかけたり、近くのカフェを探したり、アプリを立ち上げたり、設定画面を開いたり…などなどを行うことができます。英語だけですが。
同種の機能で有名なのはiPhoneのSiriですね。
確か、Siriはサーバーとのデータ送受信が必要だったと思うのですが、Windows Phoneはローカルのみで動作するのでWifi運用でも使用できるのも良いです。
Windows Phoneもできませんでした。すみません。

Siriを使ったことがないので機能の比較などはできません。
また、それが果たして便利なのかどうかという点は置いておいても、せっかくある機能なのだから使ってみたくなるものです。
今回は、IS12Tにおいてですが、それを有効にする方法と注意点について書いてみたいと思います。

まず、この音声認識機能を有効にするには、「設定」→「地域&言語」→「表示言語」を「English(United States)」に設定しなければなりません。
(他にも「United Kingdom」もありますが、試していません。多分できるでしょう。)
他に「地域設定」、「システムロケール」などの項目がありますが、これらは音声認識機能の有効・無効には関係が無いようなので、お好きなように設定して構いません。
この変更を反映するために再起動が必要、と表示されるのでそれに従って再起動します。
(前述の公式ページにこのことが書かれていないのはなぜなんでしょう)

後の使い方は公式ページに書いてあるとおりなので、いろいろと遊んでみたらよいと思います。

使ってみた感想ですが、「open アプリ名」はほとんどの場合正しく認識してくれましたし、1単語程度ならば僕のような正確ではない発音でもかなりの割合で正しく認識してくれたので、認識の精度は思っていたよりも良いのではないかなと感じました。

ただし、複数単語になってくると正確な発音やイントネーションが求められますね。
試しに「Shushi shop in Sapporo」と言ってみたら、「Susha Pizza Parlor」という空耳になってしまいました。
これは単純に私の英語レベルの問題ですが、改めてそのレベルの低さを考えさせられました。
とはいえ、こういったことも含めて楽しめる機能と思います。

注意点:
前述のように「表示言語」を英語にすると、システムが英語版になり、アプリ内のメニューなどの表示も英語になります。これはこれで格好良かったりするので、私自身は英語仕様で使いたいのですが、いくつか気になる点があり、日本語仕様で使っています。

1.漢字がチャイナフォントになります。
2.アドレス帳では、50音の分類タグがなくなり日本語の文字を使った名前はすべて「地球マークのタグ(名前がわかりません)」にまとめられます。

2については労を厭わなければ、名前の読みをローマ字表記にすることでなんとかなると思いますが、1は使っていると(個人的には)非常に気になります。


日本語版のまま(英語認識のみで良いので)音声認識が使え、表示を英語表記に出来れば最高ですが。

以上です。

2012年7月15日日曜日

Tips:Windows PhoneのIEでの検索を少し便利にする小技。

Windows PhoneのInternet Exploreの少し便利な小技です。

ブラウジングをしていると、ウェブページ中の単語やフレーズについてさらにウェブ検索をすることが少なくありません。

PCのブラウザであれば、その単語なりフレーズを選択して右クリックすると、コンテキストメニューからさらに検索をかけることができ、とても便利です。

これと同じことをWindows Phoneで行う場合は、検索したい単語を選択した状態で虫眼鏡マークのサーチボタンを押しましょう。そうすると、選択した単語がbingで検索されます。
これでIEでのブラウジングが少し快適になります。

ただしこれはIEでのみ可能で、Habit Browserなどサードパーティ製のブラウザではbing検索のトップ画面が表示されるだけです。

2012年7月14日土曜日

使ってみてわかったWindows Phoneの良いところ。


購入を決めたときは、電話とメール、スケジュール管理をストレス無くできればそれで十分、と考えていましたが、実際に使ってみると期待以上に便利なことがいくつかありました。

・アドレス帳の統合
GmailなどのWebメールのアドレス帳だけでなく、Facebookに登録されている友達もPeopleハブに自動的に登録され、それらを簡単な操作で紐付けて統合することができます。
それぞれのサービスに分散していた同じ人物の情報をまとめることができ、すっきりします。これはかなり便利でした。

・アプリが充実
Windows Phoneは、iOSやAndroidアプリと比べてアプリの数が少ないことがよく指摘されます。それは確かにそのとおりなのですが、実用的なアプリは十分に揃っており、総アプリ数の少なさは特に気になりません。ただ、無料アプリが非常に少なく、殆どが有料アプリなので敷居が高く感じます。しかし、それら有料アプリは必ずと言っていいほど一定期間または一部機能を「試用」することができ、自分に必要かどうかを評価することができます。

・標準カレンダーアプリにToDoが付属
別アプリを立ち上げることなく一つのアプリでスケジュールとToDoを確認できるので、スケジュール管理には便利です。ただ、このToDoは基本的な機能だけなので、不足を感じるのであれば別途アプリをインストールするとよいでしょう。個人的にはPalm用のAgendusぐらいカレンダーとToDoを統合してして欲しいのですが。

・Peopleハブ
単なるコンタクトリストではなく、Facebook、Twitter、LinkedInといったSNSの新着情報も簡単にチェックできます。また、登録してある人をタップすると、その人の連絡先だけでなく過去にその人とどのようなやりとり(電話やメール、SMS)をしたかといった履歴も確認できます。ちなみに、Windows Phoneに登録した各メールアカウントでの過去のやりとりも表示され、なお便利です。しかし、SNS上でのメッセージのやりとりは表示されないのがちょっぴり残念な気もしないではありません。

・バンドルアプリが削除可
キャリアやメーカーによるバンドルアプリはもともと少ないのですが、これらは全てアンインストールできるようになっています。これは精神衛生上非常によろしいです。

以上、使ってみてわかったWindows Phoneの良いところでした。



IS12Tを選んだわけ。

私がIS12TというかWindows Phoneを選んだ理由は、以下の点で私のニーズに合っていたからです。
これらはあくまで私個人においてのことなので、他の人にはあまり参考にはならないのですが。

・お手頃な価格
現在、IS12Tの新古品はヤフーオークションで10000円以下で落札されているようですし、関東などでは機種変一括指定オプション無し0円があったり、そうでなくても数千円で機種変できたりと、とてもお手頃な価格です。定額プランに入らず、安価に入手できます。

・パケ漏れしない
簡単な設定のみでパケ漏れしないので、安心してWiFi運用できます。
(WiFi運用についてはこちら

・軽快な操作感
電話やメール、カレンダーといった頻繁に利用するアプリの立ち上がりや動作が軽快で、するする滑るようなスクロールや画面遷移とともにストレスを感じさせません。毎日使うものなので、これはとても重要です。しかし、十数年前に初めて携帯電話を手にしてから、携帯電話の性能は年々進歩しているはずなのになぜ「アドレス帳開いて電話なりメールをする」、というこれだけの操作のレスポンスが一向に進歩しないのかと常々不満に思っていましたが、それがついに解消されました。

・Gmail、Googleカレンダーとの同期
現在のスマートフォンではあって当たり前の機能で、IS12Tでももちろんできますが、これがなくては始まりません。

以上、たったの4つなのですが、それだけ選りすぐったもので、どれか一つでも欠けていたら今もフィーチャーフォンを使っていたと思います。

実際に使ってみると良かった点が色々と見つかったのですが、それについてはこちらで。



IS12TのWiFi運用について。その維持費とか。


現時点で国内唯一のWindows PhoneであるIS12TをWiFi運用しています。

IS12Tは設定で3Gデータ通信をOFFにすることができ、この設定さえしておけば知らない間にパケット通信が発生(いわゆるパケ漏れ)することはありません。
今までのところパケ漏れは発生していないので、大丈夫でしょう。

設定方法は、「設定」→「携帯ネットワーク」→「データ接続」のトグルをオフにするだけです。


このような、インターネット接続は自宅やWiFiスポットでのみ行うWiFi運用をした場合、月々の維持費は基本使用料(通話プラン)のみになります。もしキャリアメールのアドレスが必要な場合は、月額300円のEZ WINかISNETをオプションとしてつける必要がありますが、これだけです。
誰でも割でプランSSならば、オプションを含めて月々1200円ちょっとで「電話機能付きPDA」を使うことができます。

各携帯キャリアが提供しているデータ通信定額プランを契約すれば、ある意味、料金を気にせずにスマートフォン利用による様々な恩恵を享受することが可能になるわけですが、実際のところ、それを必要とするかどうかは各ユーザーのライフスタイル次第でもあります。

現在のデータ通信定額プランの金額は携帯キャリアによりますが、概ね上限5500円〜6500円といったところです。これを高いとみる人(私を含む)も少なくないのではないでしょうか。

例えば、頻繁にインターネット接続を必要とはしないが、スケジュールやEメール、写真などのパーソナルデータを持ち運び、必要なときに(オフラインで)すぐに確認できれば充分、といったようなニーズを持っている方は、データ通信定額プランを契約せず、WiFi運用を検討してみる価値があると思います。


*2013年11月15日追記:
パケ漏れはありません。維持費は依然として1200円前後です。
 

2012年7月13日金曜日

Windows PhoneのWiFiをスリープ中もOnにしておく方法。

現行バージョンのWindows Phone(7.5)ではスリープ(サスペンド)状態になると自動的にWiFi接続がOffになる仕様です。(2012年7月13日時点。ただし、電源接続中はWiFiはOnのまま)

これは3Gデータ通信が常にOnになっていることが前提のスマートフォンとしては、バッテリー消費を抑えるという観点から理解できるものです。

しかし、少なくなく存在するWiFi運用のユーザにとって、これは割と不便です。自宅やカフェなどのWiFiスポットにいても、スリープ中はGmailなどのメールは受信されず、確認のためにその都度スリープを解除しWiFi接続が確立されるのを待たなければなりません。さもなければ電源をつなぎっぱなしにする必要があります。

ここでは、Windows Phoneをスリープ中もWiFi接続をOnにしたままにしておく方法を紹介します。(情報元はこちら:英文
情報元ではiHeartRadioというアプリを使用していますが、日本のMarketplaceでは見つけることができなかったため、ここではskypeを使います。
私の環境は以下のとおりです。

機種:IS12T
OSバージョン:7.10.8773.98
使用アプリ:skype(ver.1.2.0.257)

手順:
1.skypeを起動します。サインインする必要はありません。
2.スタートボタン(真中のwindowsマークのボタン)を押し、スタート画面に戻ります。「←」の戻るボタンではありません。


以上です。とても簡単でした。

これで、Windows Phoneはスリープ中でもWiFiに接続されたままになります。
試しに、PCなどからスリープ状態のWindows PhoneにEメールを送信すると、数秒で着信音が鳴り、受信が通知されるはずです。

これは、skypeや情報元で使われているiHeartRadioなどの特定のアプリがWiFi接続をスリープ中もキープするからのようですが、もちろん私には詳しいことはわかりません。ただ、情報元でも「There appears to be a bug (or feature)」と言っているように、もしかしたらアプリ開発側、もしくはMicrosoftによってバグとして修正されてしまうかもしれません。

手順自体は非常に簡単で、危険性もないように思われる(もちろん私にはわかりませんが)のですが、ちょっとした注意点があります。

注意点:

1.上記の手順2で戻るボタンを押すとアプリが終了してしまい、WiFi接続が保持されません。スタートボタンを押してskypeアプリを停止状態にしておきましょう。「←」ボタンを長押しするとアプリ切替画面になるので、ここにskypeアプリが表示されることを確認して下さい。

2.スリープ中もWiFi接続が保持されるので、その分バッテリーが消費されることになると思います。どの程度の違いが出るかはわかりませんが。
3.この「常にWiFi接続ON」の状態を止めたい時は、skypeアプリを完全に終了してください。
4.ちなみにWindows Phoneの「設定」→「アプリ」タブ→「バックグラウンドタスク」を確認すると、skypeはここに表示されません。skype自体はバックグラウンドで処理を行わないということ、でしょうか。


これでEメールが来ていないかわざわざ確認したり、電源につなぎっぱなしにしたりする必要がなくなり、個人的には非常に役に立つTipsでした。
(また、まだ確認はしていませんが、外出先で、wi2 300などログインが必要な公衆無線LANを利用する際も、スリープから復帰するたびにアカウント名とパスワードの入力をする必要がなくなると思います。)
情報元サイトには本当に感謝です。