2013年11月24日日曜日

初めてのアルコールストーブ自作

大人の科学の蒸気エンジンを動かすために燃料用アルコールをアマゾンで探していたら、これみたいなアルコールストーブなるものがあることを初めて知った。しかもかっこいい。
ほしい・・・。ほしいが正直言って別に頻繁にアウトドアに行くことがあるわけでもなく、必需品でもないモノに3000円強という価格はさすがに考えてしまう、と、そこで検索結果に「自作アルコールストーブ」というものがあることに気が付いた。少し見てみると、充分に実用に足り、見た目も悪くなく(むしろ無骨さが良い感じ)、しかも作るのが簡単(専門工具も手間も必要ない)ようで、これはもう自作しかないな、と。

では、以下、その制作過程。
今回作ったのはスタイニーボトルを使った副室加圧式サイドバーナータイプのアルコールストーブ。参考にしたのはこちらのブログ。大変参考になりました。ありがとうございました。
アルコールストーブの仕組みについてはWikiさんを。

1.まず、スタイニーボトルを用意します。
 後でわかったことだけれど、缶を選ぶときはこの缶のようにデザインが缶に直接プリントされたものではなく、ペットボトルのようにビニールが巻かれてそこに印刷されているものを選ぶこと。
塗料が燃えて嫌なにおいがするし、見た目も悪くなってしまうので。














2.切断の準備をする。
ボトルの肩から1㎝ぐらい下にカッターでぐるりと傷をつける。これがボトルを切断するときの目印になるし、切りやすくもなる。

















3.次に、この傷に沿ってカッターでザックリと切っていく。
 
 
 意外と簡単に切れる。力は必要なく、2でつけた傷に沿ってキコキコと慎重に切っていくだけ。
 

3.ボトルの口をゆがめる
 
 
ボトルの口をゆがめておかないと、アルコールを注いだ時に副室のほうにアルコールが流れない。
次の手順で、ボトルをはめ込んだ時に底との間に少し隙間ができればいい。

4.切断したボトルをはめ込む
 といっても当然はまらないので・・・
 縁を火で炙ってゆるくして、
ぐいっと押し込む。
炙りすぎるとアルミが燃えてしまうし、押し込む力加減を間違えると缶がへこんでしまうので、ここが一番難しい作業。

5.穴をあける

はまっているボトルの肩の部分より少し下に穴を開けていく。
穴はキリで開けたけれど、おそらく釘でぐりぐりやっても開くと思う。
今回は16穴。最初に90度毎に計4つの穴を開け、あとは隣り合う穴の中間に穴を開けることを繰り返す。穴の大きさは後で調整できるので、最初は控えめに。
これで完成。


早速試してみる。

 燃料用アルコールを用意。近所のホームセンターや薬局には置いてなかったので、少し離れた場所のアウトドア専門店で購入。意外と手に入りにくいな・・・。

 着火。

主室部分にゆらゆらときれいな青い炎。しばらくすると、ジュワジュワとアルコールが沸騰する音が聞こえてくる。

 蒸発した副室のアルコールが開けた穴から噴き出して、ポッポポッポと火が着いていく。ここが一番楽しい瞬間。

 予想外に結構な火力に。

これは、お湯も簡単に沸くのではと思い、水を入れた鍋を乗せてみる。ちょっと、バランスが不安・・・。
 



問題なく沸いた。

 お湯が沸いたら試したくなるのが、これ。

 倒れないように慎重に放り込む。
 
あたりまえだけど、できた!うまうま。


というように、初心者でも結構上手にしかも40分ほどで作ることができた、このアルコールストーブ。実際にインスタントラーメンを食べてみて、これは充分に実用的と感じた。そのうちキャンプに行ったら使ってみたい。

次はオーソドックス型を作ってみよう。

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